## テキストファイル * ファイルに文字列を読み書きするためのオブジェクトです。 * ファイルに書くときは、1行ずつ文字列を追加できます。配列を書き込む場合は、ファイルの内容が配列の内容で置き換わります。 * ファイルから読むときは、全体を配列に読み込みます。デフォルトの文字コードはOSごとに異なります(WindowsはShift-JIS、MacとLinuxはUTF-8)。ファイルが存在しない場合は空の配列が返ります。 * ファイルの文字コードがデフォルトのものでない場合、「読む」では引数として文字コードを指定して読み込むことができます。 * オンライン版では利用できません。 * **作る**: テキストファイルを作ります。パラメータとしてファイル名を指定します。 * (例)「text1.txt」というファイルを使う、「記録」というテキストファイルを作ります。 記録=テキストファイル!"text1.txt" 作る。 * **書く** : 文字列を書き込みます。ファイルの末尾に文字列を1行追加します。 * (例)テキストファイルに「"こんにちは。"」を追加します。 記録=テキストファイル!"text1.txt" 作る。 記録!"こんにちは。" 書く。 ラベル!(記録!読む)作る。 * **全部書く** : 配列を書き込みます。ファイル全体を配列の中身で置き換えます。 * (例)文字列「"かめた"」、「"かめきち"」、「"カメ子"」が要素の配列を作り、テキストファイルをそれらで置き換えます。 記録=テキストファイル!"text1.txt" 作る。 全員=配列!"かめた" "かめきち" "カメ子" 作る。 記録!(全員)全部書く。 ラベル!(記録!読む)作る。 * **読む** : 配列に読み出します。ファイル全体を読み、各行が要素になった配列が返されます。 * (例)テキストファイルの全体を読み込んで表示します。 記録=テキストファイル!"text1.txt" 作る。 ラベル!(記録!読む)作る。 * **新規?** : ファイルが存在しないことを調べます。 * (例)「text1.txt」という名前のファイルが存在しないかどうかを表示します。 結果=テキストファイル!"text1.txt" 作る 新規?。 ラベル!(結果)作る。 ## オブジェクトファイル * オブジェクトをファイルに保存しておくためのオブジェクトです。 * 保存したオブジェクトは、再び読み込んで使うことができます。 * 数値、文字列、配列のオブジェクトに対応しています。 * オンライン版では利用できません。 * **作る**: オブジェクトファイルを作ります。パラメータとしてファイル名を指定します。 * (例)「file1.txt」というファイルを使う、「記録」というオブジェクトファイルを作ります。 記録=オブジェクトファイル!"file1.txt" 作る。 * **書く** : 名前を付けてオブジェクトを書き込みます。この名前はファイルから読み出すときのキーワードになります。オブジェクトの名前と違っても構いません。 * (例)オブジェクトファイルに「point」という名前で「30」という値を保存します。 記録=オブジェクトファイル!"file1.txt" 作る。 点数=30。 記録!"point"(点数)書く。 * **読む** : 名前を指定してオブジェクトを読み出します。保存してあったオブジェクトが返されます。 * (例)オブジェクトファイルから「point」という名前の値を取り出して表示します。 記録=オブジェクトファイル!"file1.txt" 作る。 得点=記録!"point" 読む。 ラベル!(得点)作る。 * **消す** : 名前を指定してオブジェクトを消します。 * (例)オブジェクトファイルから「point」という名前の値を消します。 記録=オブジェクトファイル!"file1.txt" 作る。 記録!"point" 消す。