プログラミング言語「ドリトル」

大阪電気通信大学 兼宗研究室

ユーザ用ツール

サイト用ツール


ch_common_object

差分

この文書の現在のバージョンと選択したバージョンの差分を表示します。

この比較画面にリンクする

両方とも前のリビジョン 前のリビジョン
次のリビジョン
前のリビジョン
ch_common_object [2018/02/09 11:14]
klab
ch_common_object [2020/07/11 05:24]
klab [多倍長整数オブジェクト]
ライン 1: ライン 1:
 #  標準オブジェクト #  標準オブジェクト
-ドリトルには、さまざまな種類のオブジェクトが標準で用意されている。ここでは、ドリトルのプログラムを作るときに、さまざまなプログラムで共通に使われるオブジェクトについて概要を説明する。ブロック、タイマー、配列については「[[ch_reference|ドリトル言語の基礎知識>​ch_syntax]]」を参照されたい。ネットワーク、ロボットなど外部機器制御、音楽演奏などのオブジェクトについては、本文の各章と「[[レファレンス]]」を参照されたい。+ドリトルには、さまざまな種類のオブジェクトが標準で用意されている。ここでは、ドリトルのプログラムを作るときに、さまざまなプログラムで共通に使われるオブジェクトについて概要を説明する。ブロック、タイマー、配列については「[[ch_syntax|ドリトル言語の基礎知識]]」を参照されたい。ネットワーク、ロボットなど外部機器制御、音楽演奏などのオブジェクトについては、本文の各章と「[[manualv32|レファレンス]]」を参照されたい。
  
  
ライン 6: ライン 6:
 **数値**オブジェクトは、数を表すオブジェクトである。数値オブジェクトは、1や10.0のような数値定数を書くことによって作り出されることもあるし、さまざまな演算の結果として作り出されることもある。数値定数は、0b1100のような2進表現や0xFFのような16進表現でも記述できる。 **数値**オブジェクトは、数を表すオブジェクトである。数値オブジェクトは、1や10.0のような数値定数を書くことによって作り出されることもあるし、さまざまな演算の結果として作り出されることもある。数値定数は、0b1100のような2進表現や0xFFのような16進表現でも記述できる。
  
-数値に対する演算としては、四則演算「**+**」、「**-**」、「*****」、「**/**」と剰余の演算「**%**」を使うことができる(積は 「**×**」を、商は「**÷**」を使うこともできる)。また、比較演算子「**==**」、「**!=**」、「**>**」、「**>=**」、「**<**」、「**<=**」も使うことができる。このほか、関数として、平方根(**sqrt**)、三角関数(**sin**,​ **cos**, **tan**)、四捨五入(**round**)、絶対値(**abs**)などがある。+数値に対する演算としては、四則演算「**+**」、「**-**」、「*****」、「****」と剰余の演算「**%**」を使うことができる(積は 「**×**」を、商は「**÷**」を使うこともできる)。また、比較演算子「**==**」、「**!=**」、「****」、「**=**」、「****」、「**=**」も使うことができる。このほか、関数として、平方根(**sqrt**)、三角関数(**sin**,​ **cos**, **tan**)、四捨五入(**round**)、絶対値(**abs**)などがある。
  
 数値を扱う特別な関数として、**乱数**がある。乱数は、実行するたびに異なる数を返す関数である。たとえば、ゲームで実行するたびに少しずつ違う動きをさせたいときに使うと便利である。乱数を使うときは、「乱数(3)」のように数値を指定する。この例のように正の整数を指定したときは、1からその数までの間の数をランダムに返す。次のプログラムを実行すると、実行するたびに1から3の数字がランダムに表示される。 数値を扱う特別な関数として、**乱数**がある。乱数は、実行するたびに異なる数を返す関数である。たとえば、ゲームで実行するたびに少しずつ違う動きをさせたいときに使うと便利である。乱数を使うときは、「乱数(3)」のように数値を指定する。この例のように正の整数を指定したときは、1からその数までの間の数をランダムに返す。次のプログラムを実行すると、実行するたびに1から3の数字がランダムに表示される。
ライン 50: ライン 50:
 </​code>​ </​code>​
  
-多倍長整数に対する演算としては、四則演算「**+**」、「**-**」、「*****」、「**/**」と剰余の演算「**%**」を使うことができる(積は 「**×**」を、商は「**÷**」を使うこともできる)。また、比較演算子「**==**」、「**!=**」、「**>**」、「**>=**」、「**<**」、「**<=**」も使うことができる。このほか、関数として、絶対値(**abs**)、べき乗(**pow**)などがある。+多倍長整数に対する演算としては、四則演算「**+**」、「**-**」、「*****」、「****」と剰余の演算「**%**」を使うことができる(積は 「**×**」を、商は「**÷**」を使うこともできる)。また、比較演算子「**==**」、「**!=**」、「****」、「**=**」、「****」、「**=**」も使うことができる。このほか、関数として、絶対値(**abs**)、べき乗(**pow**)などがある。
  
  
ch_common_object.txt · 最終更新: 2020/07/11 05:24 by klab