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ch_qa_sample_prg [2020/02/21 13:47] klab [Q11:WebAPIやWebクライアントオブジェクトが通信できない場合の対処方法] |
ch_qa_sample_prg [2020/12/11 21:30] klab Q15:テキストの一定の文字で自動改行したい。 |
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ライン 309: | ライン 309: | ||
- | ## Q12:双方向通信(サーバーオブジェクト)による通信ができない場合の対処法 | + | ## Q14:双方向通信(サーバーオブジェクト)による通信ができない場合の対処法 |
学校のネットワークでは,各コンピュータが[[ファイアーウォール]]を利用している場合,この設定内容によっては, | 学校のネットワークでは,各コンピュータが[[ファイアーウォール]]を利用している場合,この設定内容によっては, | ||
サーバー機能による通信が遮断されてしまう場合があります. | サーバー機能による通信が遮断されてしまう場合があります. | ||
ライン 324: | ライン 324: | ||
ファイアーウォールの設定時,2020ポートの通信許可は利用するネットーワークのセグメントのみに限定いただいてOKです. | ファイアーウォールの設定時,2020ポートの通信許可は利用するネットーワークのセグメントのみに限定いただいてOKです. | ||
- | **■ファイアーウォールの設定は変更せず,ドリトル側で通信可能なポートを指定する.** | + | **■ファイアーウォールの設定は変更せず,ドリトル側で通信可能なポートを指定する.**\\ |
+ | 下記の手順を実施してからプログラミングをすることで,ドリトルがサーバー機能で通信をする際の通信ポートを設定することができます.\\ | ||
+ | この手順は,ドリトルを起動した直後に一回だけ実行すればOKです. | ||
- | ドリトルでは,\\ | + | __【ポートを指定してサーバーを起動する手順】__ \\ |
- | <color #22b14c>//システム!yyy サーバーポート。 //</color> \\ | + | 1. 編集画面で「システム! XXX サーバーポート。」と記載して,実行ボタンを押す. \\ |
- | の命令を 「サーバー!"xxx"接続.」の命令より前に記載することで,通信で利用する通信ポートを指定することができます.(yyyの部分は利用が許可されている通信ポートに置き換えてください) | + | 2. serverのチェックをONにする\\ |
- | また,学習者に通信ポートを意識させたくない(上記の命令を書かせたくない)場合は,初期設定のファイルを作成することで,起動時に通信ポートの設定が完了した状態からプログラム作成をスタートすることができます.\\ | + | ※通信ができない場合は,ドリトルを終了して,もう一度立ち上げてから上記を再度試してください. |
- | __【初期設定ファイルの作成手順】__ | + | |
- | - dolittle.jar(dolittle.bat)と同じフォルダ上に,startup.iniという名前のテキストファイルを作る. | + | また,初期設定のファイルを作成することで,起動時に通信ポートの設定が完了した状態からプログラム作成をスタートすることができます.\\ |
- | - 作成したstartup.ini内に以下の記述をして保存する.(XXX部分は通信に利用するポートの番号を記載してください) \\ | + | (ただし,いくつかの制限事項があります.「3」の注意をご確認ください.) |
- | //システム! XXX サーバーポート。 // | + | |
+ | __【あらかめポートを指定してサーバーを起動する手順】__ \\ | ||
+ | 1. dolittle.jar(dolittle.bat)と同じフォルダ上に,startup.iniという名前のテキストファイルを作る.\\ | ||
+ | 2. 作成したstartup.ini内に以下の記述をして保存する.(XXXは利用するポート番号に置き換えてください) \\ | ||
+ | //システム! XXX サーバーポート。 //\\ | ||
+ | //サーバー! "localhost" 接続。 //\\ | ||
+ | 3. dolittle.batを起動し、一度「実行」ボタンを押下する.(注意:これより前に編集画面の「server」ボタンを押下しないよう留意してください)\\ | ||
+ | 4. 指定したポートでサーバーが起動しているので、以降は通信プログラムを通常通り記述・実行してください. | ||
**■サーバー機能を利用する際の補足** | **■サーバー機能を利用する際の補足** | ||
- | * ドリトルのサーバー機能は「server」の項目にチェックを入れたときのみ有効となります. \\ ドリトルの未起動時,終了後,および,「server」の項目にチェックを入れていない場合については通信を行いません. \\ (通信自体が有効になりません) | + | * 既にサーバーが起動している場合やうまく通信できない場合は、一度ドリトルを閉じてから上記の手順1から再度お試しください. |
+ | * 接続する側(送信する側)は、『システム! XXX サーバーポート。』を『サーバー! "YYY" 接続。』の前に記述してください.(XXXはポート番号、YYYは接続先のIPアドレスに置き換えてください) | ||
* ドリトルのサーバー機能による通信は,LANのみで簡潔しインターネットへの接続を必要としません. \\ コンピュータ室のセグメントのみ通信を許可する設定をしたコンピュータ上でも動作可能です. | * ドリトルのサーバー機能による通信は,LANのみで簡潔しインターネットへの接続を必要としません. \\ コンピュータ室のセグメントのみ通信を許可する設定をしたコンピュータ上でも動作可能です. | ||
* 利用可能な通信ポートの設定やセキュリティポリシーは,組織ごとに異なります. \\ コンピュータの設定状況は,利用可能なポートなどのについては,ネットワーク管理者または管理会社等にご確認ください. | * 利用可能な通信ポートの設定やセキュリティポリシーは,組織ごとに異なります. \\ コンピュータの設定状況は,利用可能なポートなどのについては,ネットワーク管理者または管理会社等にご確認ください. | ||
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+ | ## Q15:テキストの一定の文字で自動改行したい。 | ||
+ | 現在のJAVA版ドリトルのGUIオブジェクトでは上記に対応していません。 | ||
+ | 暫定的な対応として、[[qa_ automatic_line_break|テキストエリアオブジェクトに、指定した文字数で改行して表示する命令を追加する]]を紹介しています。 |