プログラミング言語「ドリトル」

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===数値===
小数点付きの数値が使えます。
先頭に-符号をつけることができます。
全角半角は問いません。
<code>
123
123.456
-123
</code>
===四則演算===
+,-,×,÷,%が使用できます。
全角半角は問いません。
<code>
1+2
1-val2*50%arr[1]+"個"
</code>
===比較演算===
＞,＜,≧,≦,＝,≠が使用できます。
全角半角は問いません。
<code>
1>2
2≠1
</code>
===論理演算===
「かつ」,「または」,「でない」が使用できます。
<code>
1>2 または 2>1
1>0 かつ 5>3 でない
</code>
===文字列===
""または「」で囲って文字列を記述することができます。
<code>
"こんにちは"
「こんばんは」
</code>
===配列===
{}で囲い、その中で「,」区切りで値を列挙します。
<code>
{1,2,3}
{1,2,{3,4,5},6}
</code>
===変数名===
ローマ字（a-z,A-Z）で始まり、その後にローマ字、数字、_が続く名前が使用できます。
<code>
num
num＿num
num123
</code>
===配列参照===
配列の要素には、配列名の後に[]で囲い、その中に添え字を書きます。
要素は1から始まります。
多次元配列の場合は、「,」で区切って要素を指定することができます。
未定義の変数や配列要素に対して配列参照した場合は、その変数に空の配列を代入してから参照します。
<code>
arr[1]
arr[1,2]
</code>
===関数呼び出し===
関数名の後に（）をで囲い、その中に引数を「,」区切りで列挙します。
<code>
かんすう(100)
かんすう(100,200)
</code>
===代入===
←の左辺に代入したい変数、右辺に代入したい値や式などを記述します。
<code>
num←123
arr←{1,2,3}
arr[1]←5
</code>
===増やす/減らす===
値を任意の数だけ増やすことができます。
未定義の変数を対象に実行した場合には、0が代入されてから実行されます。
<code>
val1を1増やす
val2を50減らす
</code>
===表示文===
式や変数などを表示できます。
「と」で区切って複数が渡せます。
「改行」を渡すことで任意の位置で改行することができます。
「改行なしで」をつけることで、行の最後で改行しないようにすることができます。
<code>
var1を表示する
123+456と"aiueo"と改行を表示する
"こんにちは"と改行なしで表示する
</code>
===配列の初期値設定===
配列の要素の値を設定します。
まだ値が定義されていない要素を参照した際に、この値が参照されるようになります。
<code>
    arr[1] // -> 未定義
    arrのすべての値を0にする
    arr[1] // -> 0
</code>
===繰り返し===
for文は次のように記述します。
<code>
    iを0から10まで1ずつ増やしながら、
        iを表示する
    を繰り返す
    iを10から0まで1ずつ減らしながら、
        iを表示する
    を繰り返す
</code>
また、while文は次のように記述します。
<code>
    i←0
    i<10の間、
        iを表示する
        i←i+1
    を繰り返す
</code>
===条件分岐===
if文は次のように記述します。
<code>
    もし1≠1ならば
        １を表示する
    を実行し、そうでなくもし2≠2ならば
        ２を表示する
    を実行し、そうでなければ
        ３を表示する
    を実行する
</code>
実行したい文が1文の場合に限り、次のように書くこともできます。
<code>
もし1=1ならば、"Hello"を表示する
</code>
----
===配列の要素を入れ替える===
「入れ替える」関数により、配列の要素を入れ替えることができます。
<code>
    arr←{"a","b","c"}
    入れ替える(arr,1,3) // <- {"c","b","a"}
</code>
===配列の要素を削除する===
「削除」関数により、番号を指定して配列の要素を削除することができます。
削除された段階で、それ以降の要素は切り詰められます。
<code>
    arr←{"a","b","c"}
    削除(arr,2) // <- {"a","c"}
</code>
===配列に要素を挿入する===
「挿入」関数により、番号を指定して要素を挿入することができます。
<code>
    arr←{"a","b","c"}
    挿入(arr,"d",2) // {"a","d","b","c"}
</code>
===配列の要素数を取得する===
「要素数」関数により、配列の要素数を取得することができます。
<code>
    arr←{"a","b","c"}
    要素数(arr) // <- 3
</code>
----
===変数の確認===
現在定義されている変数の中身を確認したい際には、「確認()」関数を使用できます。
<code>
    arr ←　{1,2,3,4,5}
    var1 ← 「あいうえお」
    確認()
（出力例）
    確認-------------------
    arr => { 1, 2, 3, 4, 5 }
    var1 => あいうえお
    -----------------------
</code>
===関数の定義===
関数は次のように定義することができます。
関数名には全角文字を使用することができます。
（）の中に引数を記述することも可能です。
<code>
    かんすう（）は
        「こんにちは」を表示する
    を実行する
    かんすう２（str）は
        strを表示する
    を実行する
</code>
また、次のように定義することで、関数に戻り値を設定できます。
<code>
    かんすう３（num）は
        num×２を返す
    を実行する
    かんすう３（5）を表示する // -> 10
</code>
===性能の確認===
指定した関数の性能を測定することができます。
以下の内容を測定しています。
  * 実行時間
  * 各for文のループ回数
  * 各if文の「条件判定を行った回数」「真が評価された回数」「偽が評価された回数」
<code>
    かんすう（）は
        var1を1から10まで1ずつ増やしながら、
            var1を改行なしで表示する
            もしvar1%3=0ならば
                「<-３の倍数！」を表示する
            を実行し、そうでなければ
                改行を表示する
            を実行する
        を繰り返す
    を実行する
    かんすう（）の性能を確認する
（出力例）
    1
    2
    3<-３の倍数！
    4
    5
    6<-３の倍数！
    7
    8
    9<-３の倍数！
    10
    性能テスト----------------
    実行時間 => 0.003秒
    for1 : 実行回数 => 10
    if1 : 比較回数 => 10, 真の回数 => 3, 偽の回数 => 7
    --------------------------
</code>
また、次のように記述することで、プログラム全体の性能を確認することもできます。
<code>
    かんすう（）は
        var1を1から10まで1ずつ増やしながら、
            var1を改行なしで表示する
            もしvar1%3=0ならば
                「<-３の倍数！」を表示する
            を実行し、そうでなければ
                改行を表示する
            を実行する
        を繰り返す
    を実行する
    かんすう（）
    かんすう（）
    性能を確認する
（出力例）
    1
    2
    3<-３の倍数！
    4
    5
    6<-３の倍数！
    7
    8
    9<-３の倍数！
    10
    1
    2
    3<-３の倍数！
    4
    5
    6<-３の倍数！
    7
    8
    9<-３の倍数！
    10
    性能テスト----------------
    実行時間 => 0.011秒
    for1 : 実行回数 => 20
    if1 : 比較回数 => 20, 真の回数 => 6, 偽の回数 => 14
    --------------------------
</code>
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