プログラミング言語「ドリトル」

大阪電気通信大学 兼宗研究室

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info4t_server_js

**以前のリビジョンの文書です**

オンライン(β版)のネットワーク通信の特徴

オンライン版ドリトルのネットワーク通信機能はベータ版です。 今後、仕様が変更される可能性があることを念頭にご利用ください。

※現在記述途中です。

本機能で割り当てられるIPアドレスについて

本機能によるネットワーク通信では、IPアドレスを指定した通信プログラムを記載します。 ただし、この時に利用されるIPアドレスは利用するICT端末に実際に割り当てられた(設定された)ものではなく、オンライン版ドリトルが学習用に仮想的に割り当てた値(仮想のローカルIPアドレス)を利用します。 この仮想のローカルIPアドレスはドリトルの通信機能利用時のみ有効なものです。この仮想のローカルIPアドレスを用いて個人のICT端末にアクセスすることはできません。 見かけ上、サーバーのPCとクライアントのPC間で直接通信をしているように振る舞いますが、実際にはオンライン版ドリトルを提供しているサーバーを仲介してやり取りを行うため、端末間で直接通信することはありません。また、PCからサーバへの一方向の通信であるため、学校外部のネットワークから学校内部のネットワークにアクセスが行われることもありません。)

また、Room機能(後述)を利用しない限り、同一のネットワーク上の端末(厳密にはグローバルIPアドレスが共通の端末)以外からは、仮想のIPアドレスを指定しても同機能で有効化したサーバにはアクセスすることはできません。

仮想のローカルIPアドレスが示すネットワークグループの範囲

通常、利用しているグローバルIPアドレスが同じICT端末を同一のネットワーク上に存在するコンピュータと判断して、仮想のIPアドレスを各端末に割り当てます。 グローバルIPアドレスが同じ端末間であれば、この仮想IPアドレスを用いて共通のサーバーにアクセスすることができます。

異なる組織や各家庭のネットワークから接続した際にはグローバルIPアドレスが原則として異なるため、オンライン版ドリトルは同一のネットワーク上にあるとは見なさず、異なるネットワーク上の端末と識別します。 この場合、異なるネットワーク間では仮想のIPアドレスを指定しても同じサーバーに接続することはできません。 異なるネットワーク間で、同じグループとして使える仮想のローカルIPアドレスを割り当てるためにはroom機能を利用する必要があります。

仮想のローカルIPアドレスの有効期間

仮想のローカルIPアドレスは、セキュリティの都合から毎日0:00にリセット(開放)されます。 このため、日を跨いで同じ仮想のローカルIPアドレスを利用することはできません。

立ち上げたサーバのデータ保持期間

個々に立ち上げたサーバに保存されているデータは、サーバーを有効にした人がオンライン版ドリトルのページを離れてから10分後に消去します。 誤って更新(リロード)やブラウザの終了をしてしまった場合などは、10分以内に再度オンライン版ドリトルのページにアクセスしてサーバーを再度有効にすれば、継続してサーバーを利用することは可能です。

オンライン版ドリトルの通信機能を利用する際の流れ(基本ケース)

・・・

同一のネットワーク上から利用する場合

  1. サーバとして動作させる端末で「server」のチェック欄をクリックする
  2. 表示されたIPアドレスをクライアント役の生徒に伝え、プログラム中で使用する

異なるネットワークからのアクセスが想定される場合

  1. 授業開始前日などに予めルームIDを取得する
  2. 生徒にルームIDを通知する(同時に生成されるURLを通知すると、なお便利です)
  3. 授業中、指定のルームに入室していることを画面上の表示から確認させる
  4. あとは同一のネットワーク上にいる場合と同じように授業を行う

JAVA版ドリトルの通信機能との差異

  • サーバーとのオブジェクト送受信動作については,下記のオブジェクトの送受信を保証します
    • 基本的なオブジェクトブロックを除く)
      • 配列については、その要素(内容)が「基本オブジェクト」の場合のみ、動作を保証します
info4t_server_js.1620817141.txt.gz · 最終更新: 2021/05/12 19:59 by klab