プログラミング言語「ドリトル」

大阪電気通信大学 兼宗研究室

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ref_network33

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ref_network33 [2020/01/24 00:16] (現在)
klab 作成
ライン 1: ライン 1:
 +#  ネットワークオブジェクト
 +
 +
 +##  サーバー
 +  * ドリトルから起動したサーバーとオブジェクトをやり取りするためのオブジェクトです。
 +  * 同じOS間での通信は動作を確認していますが、異なるOS間(WindowsとMacなど)での通信は動作を確認していません。
 +  * 同じバージョン間での通信は動作を確認していますが、異なるバージョン間(V3.24とV3.30など)での通信は動作を確認していません。
 +  * サーバーとドリトルの間は、特定のポート(標準では2020)を使って通信します。そのため、一般的には教室内など同一セグメント内で利用します。
 +  * 扱えるオブジェクトは、数値、文字列、論理値、配列などの基本オブジェクトです。タートルやボタンなど他のオブジェクトも扱えますが、機能が制限されることがあります。
 +  * オブジェクトを書くときは、ルートを除くすべての親オブジェクトのプロパティがオブジェクトのプロパティに複製されてから書き込まれます。
 +
 +  * **接続** : サーバーに接続する。サーバーが起動しているコンピュータを、ホスト名かIPアドレスで指定します。
 +    * (例)サーバーにホスト名で接続します。「"​localhost"​」は自分のコンピュータになります。
 +
 +<​code>​
 + ​サーバー!"​localhost"​ 接続。
 +</​code>​
 +    * (例)サーバーにIPアドレスで接続します。
 +
 +<​code>​
 + ​サーバー!"​192.168.1.10"​ 接続。
 +</​code>​
 +  * **書く** : 指定した名前で、サーバーにオブジェクトを書き込みます。
 +    * (例)サーバーに「kameta」という名前で「かめた」というオブジェクトを書きます。
 +
 +<​code>​
 + ​サーバー!"​localhost"​ 接続。
 + ​かめた=タートル!作る。
 + ​サーバー!"​kameta"​(かめた)書く。
 +</​code>​
 +  * **読む** : 指定した名前で、サーバーからオブジェクトを読み出します。読み出したオブジェクトが返ります。
 +    * (例)サーバーから「kameta」という名前のオブジェクトを読みます。
 +
 +<​code>​
 + ​サーバー!"​localhost"​ 接続。
 + ​かめきち=サーバー!"​kameta"​ 読む。
 +</​code>​
  
ref_network33.txt · 最終更新: 2020/01/24 00:16 by klab