ドリトルではサーバーを起動することで、ネットワークに接続された他のコンピュータ上のドリトルと通信することが可能になる。
サーバーはドリトルの編集画面から「server」のチェックボックスをクリックすることで起動することができる。警告のウィンドウが表示された場合には、「ブロックを解除する」を選択する。
起動すると、「server」のチェックボックスの下に枠が表示される。 サーバに情報が送られると、この枠内に内容が随時表示される。
ドリトルがサーバーと通信するときは、サーバーが起動しているコンピュータを指定する必要がある。ドリトルがサーバーと同じコンピュータで動作している場合は、コンピュータ名として localhost を指定することで通信できる。
ドリトルがサーバーと異なるコンピュータで動作している場合は、サーバーの動作しているコンピュータ名またはIPアドレスを指定する。ドリトルが動作しているコンピュータのIPアドレスは、サーバー画面の下部に表示されている。(「192.168.11.8」の部分はコンピュータによって異なる)
サーバーと通信するプログラムでは、最初にサーバーとの接続を行う。次のプログラムはドリトルが動いているコンピュータで動作しているサーバーと接続する。異なるコンピュータで動作している場合には、「localhost」 の代りにサーバーが動作しているコンピュータを名前かIPアドレスで指定する。
サーバー!"localhost" 接続。
あるコンピュータ上で作ったタートルやボタンなどの各種のオブジェクトをサーバーに登録することで、他のコンピュータに受け渡すことができる。
サーバーオブジェクトの書くという命令により、指定したオブジェクトの複製をサーバー上に名前を付けて登録できる。次のプログラムでは、「かめた」 という名前のタートルオブジェクトを、サーバーに 「kameta」 という名前で登録している。
サーバー!"localhost" 接続。 かめた=タートル!作る。 サーバー!"kameta" (かめた)書く。