ドリトルではサーバーを起動することで、ネットワークに接続された他のコンピュータ上のドリトルと通信することが可能になる。
こちらの機能はオンラインβ版ドリトルの機能です。 今後、細かい仕様が変更される可能性があります。
サーバーはドリトルの編集画面から「server」のチェックボックスをクリックすることで起動することができる。
起動すると、サーバー内のデータを確認するためのダイアログが表示される。 サーバーに情報が送られると、このダイアログに内容が随時表示される。
サーバーダイアログを×ボタンで消した場合は、「サーバー設定」の「サーバーダイアログ表示」ボタンから再度表示できる。
ドリトルがサーバーと通信するときは、サーバーが起動しているコンピュータを指定する必要がある。ドリトルがサーバーと同じコンピュータで動作している場合は、コンピュータ名として localhost を指定することで通信できる。
ドリトルがサーバーと異なるコンピュータで動作している場合は、サーバーの動作しているコンピュータ名またはIPアドレスを指定する。ドリトルが動作しているコンピュータのIPアドレスは、起動の際にチェックした「server」の末尾に表示されている。(「192.168.0.2」の部分はコンピュータによって異なる)
サーバーと通信するプログラムでは、最初にサーバーとの接続を行う。次のプログラムはドリトルが動いているコンピュータで動作しているサーバーと接続する。異なるコンピュータで動作している場合には、「localhost」 の代りにサーバーが動作しているコンピュータを名前かIPアドレスで指定する。
サーバー!"localhost" 接続。
あるコンピュータから文字列や数値・配列などの基本オブジェクトをサーバーに登録することで、同一のネットワークに接続している、もしくは同一のルームIDに入室している他のコンピュータから参照することができる。
サーバーオブジェクトの書くという命令により、指定したオブジェクトの複製をサーバー上に名前を付けて登録できる。次のプログラムでは、「メッセージ」 という名前のオブジェクトを、サーバーに 「msg」 という名前で登録している。
サーバー!"localhost" 接続。 メッセージ="こんにちは"。 サーバー!"msg" (メッセージ)書く。
サーバーに書き込んだオブジェクトは、読むという命令により、読み出して利用することができる。次のプログラムでは、サーバー上に「msg」 という名前で登録された文字列オブジェクトを、使用中のドリトル上に複製し「受信メッセージ」という名前を付けている。
サーバー!"localhost" 接続。 受信メッセージ=サーバー!"msg" 読む。 ラベル!(受信メッセージ)作る。