変数名は英字(a-z,A-Z)で始まり、その後に英字、数字、「_」が続きます。 変数には「←」で初期値を代入してから使います。 配列の場合は後述の「〜のすべての値を〜にする」で初期値を設定してから使うこともできます。 複数の代入文を「,」で区切って並べられます。
x ← 3 Arr ← {1, 2, 3} moji_moji ← "文字" x ← 3, y ← 4
変数の値を指定した数だけ増減します。 未定義の変数を対象に実行した場合には、0が代入されてから実行されます。
xを1増やす yを50減らす
式や変数の値を表示します。 複数の値を「と」で区切って指定できます。 改行の有無を指定できます。
xを表示する 123+456と"aiueo"と改行を表示する "こんにちは"を改行なしで表示する
小数点付きの数値を使えます。 先頭にマイナス(-)符号を付けられます。
123 123.456 -123
+, -, ×, ÷, % を使えます。
1+2 1-x*50%4
>, <, ≧, ≦, =, ≠ を使えます。
1>2 2≠1
「かつ」「または」「でない」を使えます。
1>2 または 2>1 1>0 かつ 5>3 でない
“ ”または「 」で囲って文字列を記述します。
"こんにちは" 「こんばんは」
両辺のどちらかが文字列の場合は、「+」は「数の足し算」ではなく「文字の連結」の意味になります。
3+"こんにちは" // 結果は"3こんにちは" 「こんばんは」+3 // 結果は"こんばんは3" 3+"4" // 結果は"34"
配列の要素は、配列名の後に[ ]で囲み添え字を書きます。 要素は1から始まります。 多次元配列は、「,」で区切って要素を指定します。
x ← Arr[1] y ← Arr[1,2]
配列の要素の初期値を設定します。
Arrのすべての値を0にする
関数名の後に引数を()で指定します。
書く() 二倍(100) 乗算(100,200)
for文に相当する反復は次のように記述します。
iを0から10まで1ずつ増やしながら、 iを表示する を繰り返す iを10から0まで1ずつ減らしながら、 iを表示する を繰り返す
while文に相当する反復は次のように記述します。
i←0 i<10の間、 iを表示する i←i+1 を繰り返す
if文に相当する分岐は次のように記述します。
もし1≠1ならば 1を表示する を実行し、そうでなくもし2≠2ならば 2を表示する を実行し、そうでなければ 3を表示する を実行する
実行したい文が1文の場合に限り、次のように書くこともできます。
もし1=1ならば"Hello"を表示する
以下は独自拡張の機能です。
値は全体を { } で囲み、「,」で値を区切ります。
{1,2,3} {1,2,{3,4,5},6}
「入れ替える」は、配列の要素を入れ替えます。
Arr ← {"a","b","c"} 入れ替える(Arr,1,3) // 配列の値は{"c","b","a"}になる
「削除」関数は、番号を指定して配列の要素を削除します。
Arr ← {"a","b","c"} 削除(Arr,2) // 配列の値は{"a","c"}になる
「挿入」関数は、番号を指定して要素を挿入します。
Arr←{"a","b","c"} 挿入(Arr,"d",2) // 配列の値は{"a","d","b","c"}になる
「要素数」関数は、配列の要素数を取得します。
Arr←{"a","b","c"} 要素数(Arr) // 結果は3が返される
プログラムの中で使われている変数の値を確認します。
Arr ← {1,2,3,4,5} x ← 「あいうえお」 確認() (出力例) 確認------------------- Arr => { 1, 2, 3, 4, 5 } x => あいうえお -----------------------
関数は次のように定義します。 ()の中に引数を記述できます。
あいさつ()は 「こんにちは」を表示する を実行する 書く(str)は strを表示する を実行する
次の例は、関数に戻り値を設定します。
二倍(num)は num×2を返す を実行する 二倍(5)を表示する // 10が表示される
関数またはプログラムの性能を測定します。 以下の内容を測定しています。
次の例は、関数の性能を測定します。
倍数判定()は xを1から10まで1ずつ増やしながら、 xを改行なしで表示する もしx%3=0ならば 「<-3の倍数!」を表示する を実行し、そうでなければ 改行を表示する を実行する を繰り返す を実行する 倍数判定()の性能を確認する (出力例) 1 2 3<-3の倍数! 4 5 6<-3の倍数! 7 8 9<-3の倍数! 10 性能テスト---------------- 実行時間 => 0.003秒 for1 : 実行回数 => 10 if1 : 比較回数 => 10, 真の回数 => 3, 偽の回数 => 7 --------------------------
次の例は、プログラム全体の性能を確認します。
倍数判定()は xを1から10まで1ずつ増やしながら、 xを改行なしで表示する もしx%3=0ならば 「<-3の倍数!」を表示する を実行し、そうでなければ 改行を表示する を実行する を繰り返す を実行する 倍数判定() 倍数判定() 性能を確認する (出力例) 1 2 3<-3の倍数! 4 5 6<-3の倍数! 7 8 9<-3の倍数! 10 1 2 3<-3の倍数! 4 5 6<-3の倍数! 7 8 9<-3の倍数! 10 性能テスト---------------- 実行時間 => 0.011秒 for1 : 実行回数 => 20 if1 : 比較回数 => 20, 真の回数 => 6, 偽の回数 => 14 --------------------------