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ch_server_js

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ch_server_js [2021/05/12 12:35] – [ネットワーク通信(オンラインβ版)] klabch_server_js [2021/05/12 20:59] (現在) klab
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 +#  ネットワーク通信(オンラインβ版)
 +ドリトルではサーバーを起動することで、ネットワークに接続された他のコンピュータ上のドリトルと通信することが可能になる。
 +
 +**こちらの機能はオンラインβ版ドリトルの機能です。
 +今後、細かい仕様が変更される可能性があります。**
 +
 +  * 指導に当たっての教員向け情報を[[Info4t_server_js|こちら]]にまとめています。
 +
 +##  サーバーの起動
 +サーバーはドリトルの編集画面から「server」のチェックボックスをクリックすることで起動することができる。
 +
 +{{:server_js_1.png?600|}}
 +
 +起動すると、サーバー内のデータを確認するためのダイアログが表示される。
 +サーバーに情報が送られると、このダイアログに内容が随時表示される。
 +
 +{{:server_js_2.png|}}
 +
 +サーバーダイアログを×ボタンで消した場合は、「サーバー設定」の「サーバーダイアログ表示」ボタンから再度表示できる。
 +
 +{{:server_js_3.png|}}
 +
 +##  IPアドレスの確認
 +ドリトルがサーバーと通信するときは、サーバーが起動しているコンピュータを指定する必要がある。ドリトルがサーバーと同じコンピュータで動作している場合は、コンピュータ名として **localhost** を指定することで通信できる。
 +
 +ドリトルがサーバーと異なるコンピュータで動作している場合は、サーバーの動作している**コンピュータ名**または**IPアドレス**を指定する。ドリトルが動作しているコンピュータのIPアドレスは、起動の際にチェックした「server」の末尾に表示されている。(「192.168.0.2」の部分はコンピュータによって異なる)
 +
 +{{:server_js_4.png|}}
 +
 +
 +##  サーバーとの接続
 +サーバーと通信するプログラムでは、最初にサーバーとの**接続**を行う。次のプログラムはドリトルが動いているコンピュータで動作しているサーバーと接続する。異なるコンピュータで動作している場合には、「localhost」 の代りにサーバーが動作しているコンピュータを名前かIPアドレスで指定する。
 +<code>
 + サーバー!"localhost" 接続。
 +</code>
 +
 +
 +
 +##  オブジェクトの書き込み
 +あるコンピュータから文字列や数値・配列などの基本オブジェクトをサーバーに登録することで、同一のネットワークに接続している、もしくは同一のルームIDに入室している他のコンピュータから参照することができる。
 +  * サーバーに書き込むことができるオブジェクトは「インストール版」と異なります。詳細は[[ref_network_js|こちら]]をご確認ください。
 +  * ルームIDについては[[ref_roomid_js|こちら]]をご確認ください。
 +
 +サーバーオブジェクトの**書く**という命令により、指定したオブジェクトの複製をサーバー上に名前を付けて登録できる。次のプログラムでは、「メッセージ」 という名前のオブジェクトを、サーバーに 「msg」 という名前で登録している。
 +<code>
 + サーバー!"localhost" 接続。
 +メッセージ="こんにちは"
 + サーバー!"msg" (メッセージ)書く。
 +</code>
 +
 +
 +
 +##  オブジェクトの読み出し
 +サーバーに書き込んだオブジェクトは、**読む**という命令により、読み出して利用することができる。次のプログラムでは、サーバー上に「msg」 という名前で登録された文字列オブジェクトを、使用中のドリトル上に複製し「受信メッセージ」という名前を付けている。
 +
 +<code>
 + サーバー!"localhost" 接続。
 + 受信メッセージ=サーバー!"msg" 読む。
 + ラベル!(受信メッセージ)作る。
 +</code>