プログラミング言語「ドリトル」

大阪電気通信大学 兼宗研究室

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ref_file33

テキストファイル

  • ファイルに文字列を読み書きするためのオブジェクトです。
  • ファイルに書くときは、1行ずつ文字列を追加できます。配列を書き込む場合は、ファイルの内容が配列の内容で置き換わります。
  • ファイルから読むときは、全体を配列に読み込みます。デフォルトの文字コードはOSごとに異なります(WindowsはShift-JIS、MacとLinuxはUTF-8)。ファイルが存在しない場合は空の配列が返ります。
  • ファイルの文字コードがデフォルトのものでない場合、「読む」では引数として文字コードを指定して読み込むことができます。
  • オンライン版では利用できません。
  • 作る: テキストファイルを作ります。パラメータとしてファイル名を指定します。
    • (例)「text1.txt」というファイルを使う、「記録」というテキストファイルを作ります。
 記録=テキストファイル!"text1.txt" 作る。
  • 書く : 文字列を書き込みます。ファイルの末尾に文字列を1行追加します。
    • (例)テキストファイルに「“こんにちは。”」を追加します。
 記録=テキストファイル!"text1.txt" 作る。
 記録!"こんにちは。" 書く。
 ラベル!(記録!読む)作る。
  • 全部書く : 配列を書き込みます。ファイル全体を配列の中身で置き換えます。
    • (例)文字列「“かめた”」、「“かめきち”」、「“カメ子”」が要素の配列を作り、テキストファイルをそれらで置き換えます。
 記録=テキストファイル!"text1.txt" 作る。
 全員=配列!"かめた" "かめきち" "カメ子" 作る。
 記録!(全員)全部書く。
 ラベル!(記録!読む)作る。
  • 読む : 配列に読み出します。ファイル全体を読み、各行が要素になった配列が返されます。
    • (例)テキストファイルの全体を読み込んで表示します。
 記録=テキストファイル!"text1.txt" 作る。
 ラベル!(記録!読む)作る。
  • 新規? : ファイルが存在しないことを調べます。
    • (例)「text1.txt」という名前のファイルが存在しないかどうかを表示します。
 結果=テキストファイル!"text1.txt" 作る 新規?。
 ラベル!(結果)作る。

オブジェクトファイル

  • オブジェクトをファイルに保存しておくためのオブジェクトです。
  • 保存したオブジェクトは、再び読み込んで使うことができます。
  • 数値、文字列、配列のオブジェクトに対応しています。
  • オンライン版では利用できません。
  • 作る: オブジェクトファイルを作ります。パラメータとしてファイル名を指定します。
    • (例)「file1.txt」というファイルを使う、「記録」というオブジェクトファイルを作ります。
 記録=オブジェクトファイル!"file1.txt" 作る。
  • 書く : 名前を付けてオブジェクトを書き込みます。この名前はファイルから読み出すときのキーワードになります。オブジェクトの名前と違っても構いません。
    • (例)オブジェクトファイルに「point」という名前で「30」という値を保存します。
 記録=オブジェクトファイル!"file1.txt" 作る。
 点数=30。
 記録!"point"(点数)書く。
  • 読む : 名前を指定してオブジェクトを読み出します。保存してあったオブジェクトが返されます。
    • (例)オブジェクトファイルから「point」という名前の値を取り出して表示します。
 記録=オブジェクトファイル!"file1.txt" 作る。
 得点=記録!"point" 読む。
 ラベル!(得点)作る。
  • 消す : 名前を指定してオブジェクトを消します。
    • (例)オブジェクトファイルから「point」という名前の値を消します。
 記録=オブジェクトファイル!"file1.txt" 作る。
 記録!"point" 消す。
ref_file33.txt · 最終更新: 2020/04/23 22:07 by klab